国内の旅

[四国: 2日目] 大塚美術館で世界中のアートを堪能しまくり、お昼は徳島ラーメンを堪能したけど、夜ごはん難民で漂流しまくった話。

徳島 大塚国際美術館

本日午前中は、
レプリカ美術館に行く予定〜♪

ということで、朝は早めの8:50ホテル出発!

9:08のバスに乗るべく、
ホテルをチェックアウトして荷物を預けようとフロントに行ったら、、、

なんとフロントがクローズ!

無人チェックアウトは良いのだけど、人が全くいないスタイルで荷物が預けられない・・・・。

9時で無人とは・・・なかなか

まあ、でもそれゆえのリーズナブル価格なんですかね。
ホテルはお部屋は広めでよかったのですが、、、

館内設備に大浴場と書いてあったのが行ってみたら男性専用だったり、トイレットペーパーがホルダーが使うたびに取れてしまったり、、メンズが泊まるほうが快適な仕様、という印象もありました。

ま、ひとまずは駅のコインロッカーで荷物を預けてられたので結果オーライ。
バスで大塚国際美術館に向かいます。

午前中は、大塚国際美術館

料金は大人3300円と意外とお高い…けど
山全体の"中"が美術館になってるそう。

作品はすべて質感なども再現している陶器でできてるレプリカ。著作権の許諾契約をとれた名作を高解像度撮影して陶器に転写して再現してるんだそうです。

入るとまず長〜いエスカレータを上がったところがB2Fで、最初は、どどーんとシスティーナ礼拝堂天井画がお出迎え。その名もシスティーナホール

これをミケランジェロ一人で完成させたってやっぱり凄い…

見た感想としては・・・

なんとなく本場よりも近く?感じる不思議。照明が明るいのかな。
継ぎ目なども、あ〜タイルだ…というのがわかりやすい。

でも空間全体が再現されているのは圧巻。

紅白では、米津玄師のレモンがこちらからの中継だったのだとか。

(システィーナホールの入り口にレモン)

古代・中世ゾーン

エル・グレコ

行ったことないプラド美術館の作品が並ぶなか、
こちらはトレドで見た記憶のある作品。

「オルガ伯爵の埋葬」(エル・グレコ)

ちなみにレプリカならではで、ナポレオン戦争で破壊されてしまった大祭壇衝立画の再現なども。

本物は左下の1枚がルーマニア国立美術館にあり、
残りはプラド美術館にあるそう。

ダビンチ「最後の晩餐」Before/After

またレプリカならではでは、向かい合った壁で、レオナルド・ダ・ビンチ「最後の晩餐」の修繕前後、BEFORE/AFTERを見比べられる部屋なども。

修繕AFTERの「最後の晩餐」(レオナルド・ダ・ビンチ)
修繕BEFOREの「最後の晩餐」(レオナルド・ダ・ビンチ)

修繕後の方は、なんかのっぺりした印象で、個人的には修繕前の色味のほうが好きなのですが・・・。でも照明が暗い当時の明るさのなかでは、今のAFTERぐらいの方がぼんやりと浮かび上がって(むしろBEFOREの印象みたいな)影とのバランスがちょうど良かったのかも・・・???

焼失したゴッホひまわり

神戸の空襲で焼失してしまったという幻のゴッホのひまわり、2枚目の『芦屋のひまわり』だったり・・・

そんなことも実現できちゃう展示。

モザイク画のアレクサンダー

陶器タイルによる再現でいうと、モザイク画はやはり圧巻

勝者よりも敗者に、あるいは完全なものよりも不完全なものに焦点をあてて描くという逆説的手法なんだそう。

確かに敗者ペルシア軍の描写が全体の2/3を占める構図になってる。ちなみに、ここで敗れたダレイオス3世は、このあとまたアレクサンダーに敗れたのち、部下に謀殺されてアケメネス朝ペルシアの滅亡となったそう。

バベルの塔(父ブリューゲル)

バベルの塔も、本物は見たことがないけど、働く人々の細かい描き込みなどがけっこう好きな作品です。

至近距離からまじまじと細かい「働く人々」も見ていられる…

モナリザ(レオナルド・ダ・ビンチ)

モナリザは「実物を見たら思ってたより小さかった」という話をよく聞いていたので、、、、

逆になんか、思ってたより大きい・・・??

実物は遠くから見るからじゃない?

見る距離が違うから・・かも。
確かに、ニュースとかドキュメンタリーとかTVで見るルーブル美術館のモナリザは、群衆ごしに遠巻きで見てる図が多いもんね。

近現代ゾーン

ドロクロワの自由の女神

中央の"女神"は、人ではなく「自由」を擬人化したものだそう。

タイル(陶器)なので、よくよく見るとつなぎめがあるのですが・・・大量の作品に見てると気にならなくなってくる感じ。

確認のため写真を拡大してつなぎ目がやっぱりあったんだ…と思ったレベル

むしろ陶器だってことを見てるうちに忘れてた…

ナポレオン「ジョセフィーヌの戴冠」

施政者の印象操作がごりごりに意図された絵として、なんとなくこの絵、好きなのですが、、、実物大で見ると、めっちゃデカイ!

最初の構図は、ナポレオンが自分自身に冠を戴冠する予定だったというやつ。

部屋いっぱいの大きさで、迫力にびっくりしました。

ピカソ「ゲルニカ」

ゲルニカもいつか本物を見たいなあ・・・

今まで箱根の彫刻の森美術館にあるレプリカを見たことがあるだけで。

本物がみたいなあ・・という思いを馳せるのもオツな感じ。

お土産ショップを覗いて、帰りバス

美術作品と並んでボンカレーパッケージ

ボンカレーって大塚製薬だったんですね…

大塚国際美術館、の「大塚」は大塚製薬らしいのだけど(知らなかった)、ボンカレーが大塚製薬というのも地味に知らなかったのでびっくり。

大塚製薬は、鳴門市が創業だったんですね。
実際に土地に行ってみるとそういのが知れるのもけっこう楽しい。

市内の倉庫壁面にも大塚製薬

ま、それはさておき帰りのバスを待つ。

バスは待ち時間がアプリで分かるようになってて便利でした。
とくしまバスNavi「いまドコなん」(大塚国際美術館-小鳴門橋)

他にも、美術館のトイレも最先端で。
入るとまず便座にプシュッと消毒されるのでコロナ禍には安心感があっていい感じ。さすがハイテク〜!と思ってたら、鳴門駅のトイレも同じハイテクタイプでした。

大塚製薬パワーなのかなー!いろいろすごい!!

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  • この記事を書いた人

parfum(ぐだぐだ暮らし)

【主婦ゆるめフリーランス歴3年】旅と食とゆるいお絵描き属性。いつかコミックエッセイ描きたい&夫婦でスペイン住みたい。ときどき思い出したようにミニマリストに憧れるズボラリスト。そろそろ肝臓腎臓が心配な42才。”いつも楽しそう”を心のモットーに。[本業✏…Webディレクター|映像制作|イラスト|漫画|企画|データ分析 etc.]

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