ふと思いました。
スヌーピーの漫画って、ほぼセリフだけのゆるい会話マンガだったなー。
「顔マンガ」
メインのキャラの顔だけのコマがひたすら並ぶ漫画。漫画家を目指す初心者がやりがちの典型というやつなのですが。
『PEANUTS』の偉大さ
と舐めた考えからkindleで落として研究をしてみようかと思ったのですが、、、
だが!
しかし!!!!
読み進めるにつれて、
その偉大さを思い知り、
キャラクターグッズではなくて「連載漫画」として見ることで、本当にしみじみその偉大さに震えました。
キャラクターの魅力がやばい!
毛布が手放せないライナス。シュローダーに片想いする皮肉やルーシー。ベートーベンを敬愛しておもちゃのピアノを弾く天才シュローダー。まっすぐ飛べないウッドストック。冴えなくて悲観主義だけど優しくて誠実なチャーリーブラウン。
キャラの豊富さがすごい!
キャラの設定と魅力がすごい!
キャラの描き分けがすごい!
シンプルな線なのに!
なんならキャラクターの顔はほぼ同じなのに!
髪型と服だけでバリエーションがすごいし、名前と性格がパッと見分けがつく。どのキャラクターも、特に相関図とか性格が紹介されてるわけではなくて、
50年間の新聞連載のなかで、日々のエピソードの会話を通してみんなが持ってる共通認識。
という偉業さ。
シンプルで読みやすい。キャラが覚えやすい。前にあったエピソードも思い出しやすい。
50年間毎日連載の偉業がやばい!
50年間の毎日連載・・・!!!
PEANUTSのwikiを見るだけで気が遠くなる。それほど多いキャラクターたち。
これはネタ切れで苦肉の策で生みだされていったに違いない、、という気がしてくる。
スヌーピーのお父さんや、
お父さんの兄弟たちみたいな脇役キャラ。
ルーシーの相談所や、
ライナスのハロウィン大王みたいな、
この世界のなかでのお約束な出来事たち。
シュルツ氏が天才。
それは間違いないとしても、、、
でもPEANUTSの世界を奥深くて魅力的にしてるこの世界観は、シュルツが天才だからというより「毎日続けてたから生まれてた産物」という偉大な年輪をまとったものに感じる。
50年間は本当にすごい!
全部で17897作なのだそう!
1950年10月2日から約半世紀に渡って連載され、最後の掲載はデイリー版が2000年1月3日、日曜版が作者シュルツが死去した翌日の同年2月13日であった。
kindleで全集を買おうと思ったけど、軽く心が折れるよね。50年間。
そりゃネタが切れるどころじゃない。
とにかく"下書き"仕上げるルール
そしてここからは、
自分の話。
継続の偉大さをしみじみ痛感すると同時に、勇気も湧いてきたのです。「描きたい!」というワクワクする気持ちがむくむくと噴き出してきた。
ここでひとつ、
新しい目標を立てました。
[if]途中でつまらなく思えても
[then]下書きまでは完成させる
そう!
いったん書き上げてカタチにする!
✴︎
最近の挫折パターンは、描いてる途中でネタがつまらなくなく思えてやめちゃうというもの。
マンガをinstagram にアップしたりしてるけど、SNSに上げようと描くマンガは、さらに自意識の暴走が邪魔をして挫折率が高まる。SNSに上げるというのは、なかなか胆力を必要とする。
なので最近は「アップしなくていいから描く」というのを心がけていたけど、やっぱり完成にいくまでの満足できる内容じゃなくて挫折する。
でも、、
そうじゃなかった。
そう、違うのだ!
満足なんてする前に描く!
満足しなくていい。下書きでいい。
文字を入れて下書きまで出来れば少なくても自分は読める。改善も見えてくる。手直しして仕上げたくなるかもしれない。
新しい目標でワクワク!
[if]途中でつまらなく思えても
[then]下書きまでは完成させる
新しくルールを決めたことで、また描き始めました。自分の満足だけど描くことが楽しくてたまらない!(そして結局は仕上げたくなる)
WOOP理論というやつらしい。
なかなかしっくりくる!!
しばらくはこのルールで、
やってみようと思います♡