5月のバスタイム読書の1冊!
西洋美術史の本とかをパラパラ読んでると、
中世とかのキリスト教社会が、いかに絵画や芸術をつかって宗教権威を人々に伝えようとしてきたか、という工夫がいろいろすごくて。
そういうのが面白くて、最近ハマってます。
さとなおさんnoteがめちゃ面白い!
旧約聖書って・・・挫折しますよね。
日本語訳の言いまわしが独特すぎるせいなのか、似たような名前ばっかり出てくるからなのか、いきなり100歳とか500歳とか人類を超越してくる謎の年齢設定のせいなのか。
そんな入門編のお勉強に、無信仰な私にとっては、さとなおさんが面白おかしく書いてるnoteがとっつきやすい&面白くて!G.W.ぐらいからずっとこれ読んでました。
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聖書や神話を知らんと理解できんアートが多いのでエピソード別にまとめてみる (旧約聖書1) 〜そもそも旧約聖書って?|さとなお(佐藤尚之)
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旧約聖書。
新約聖書のほうが、キリスト以降(キリスト教)の神との契約なわけで。
それに対するそれ以前の神との契約=旧約だと思ってたんですよね。これまで。
いやそれはそれで合ってるとは思うけど。
これはこれで、めっちゃキリスト教視点の捉え方なわけで……。
古事記とか日本書紀みたいなやつだったんですね……
神も登場するし、
確かにちょくちょく契約とかもするんだけど。
「ユダヤの民族ヒストリー」という方がメインだったんだー!という驚き。
神様との契約というからモーセの十戒みたいなありがたやーなやつがバンバン出てくる契約書のまとめ的なやつなのかと思ってたんですが……違ッタ……。
でもって、
またなんというか、、、
「ユダヤの民」という人たちの歴史がもうユルすぎて!😂
まじユルい。
愛すべき(?)ダメダメンズの宝庫。
祖となるアブラハムは最初は半分詐欺師みたいな半生だし、偉大なるモーセは声小さすぎ&口下手すぎてお兄さんに代弁してもらってたりするし、神もすぐキレるし、ダビデを溺愛&えこひいきしすぎだし。
(まあ信仰的なところでは、だいぶフザケ過ぎてて怒られ案件なんでしょうが……)
noteの予習で「知ってる」が増える!
絵画を鑑賞するためのモチーフ理解という主旨で書かれたnoteなのもあり、いろいろニワカ知識を仕入れたあとに、この『聖書と名画』を読むと、最初にあまり知識なくてパラパラ見てたときよりもグッと面白い!
と、ひとりムスカ状態!
ほんと今までこういう宗教画を見ても、ピンとこなかったのが、タイトルとリンクして面白さが味わえるビフォー&アフター!めっちゃ自分の成長を感じられて良いです。
noteを読んだあとに、
いろんなエピソードの復習的によき1冊!!