11月のバスタイム読書の1冊!
しばらく間が空いてしまって。
お風呂で読むのも、あれこれバラバラにつまみ食い状態だったのですが、、、、文庫本になったのを機にkindleでも出てたので読み始めた一冊。
ちょうどその頃、確かにキューバに行った話をしてたなと思い出して。
手にしたのは偶然だったけど、
いろいろ疲れてきたかもな…という
今の時期の自分にぴったりの1冊でした。
今の自分にタイムリーに刺さる1冊
コロナで家に篭るライフスタイル。
夫と2人の居心地良いぬるま湯な空間に存分にどっぷり浸って引きこもっていたら、心身すっかりふやけてきた今日この頃。
そんな中、、
リモートワークで少しずつ戻ってきた社会から、キラキラした若い情熱をたまに浴びては、なんというかすっかり湯当たりしてしまったり。
コンディションがうまく整わず、
集中力をつかめずに、もがく日も多い。。
アドレナリンをドバドバ出して、
なんとか力技で乗り切ろうとしてた20-30代だったけど。その反動ダメージも意外とでかい。。。
ここで書かれてる「新自由主義」という「空気」みたいなやつに削り取られてる何か……。
宇宙普遍の価値観…ではなかったの?
不変の真実として走らされてたこのルール、もしかしたら人造物に過ぎないの??
正体を確かめたい…(できることならそいつから逃げだしたい)という思いに、ものすごく全力で共感!!!!
「新自由主義」の息苦しさ vs. 社会主義国
「広告」がない。
それが"社会主義国"であるキューバの景色らしい。成功したぜ新車買ったぜドリームではなく、修理に修理を重ねたオンボロクラシックカーに乗る国。
資本主義バンザイに、生まれたときからどっぷり浸かって洗脳受けて30年近く生きてきたけど、ここ10年で震災やらコロナやらで、いろいろと価値観が変わってきてる今日この頃。
なるほど、たしかに。
そこにキューバ。
今なら確かに、その気持ちに共感ができるような気がする。昔ラジオで聞いてたときの答え合わせができた気がした。
コロナ禍、海外旅行の風も味わえる
それこそ「オードリー若林」ならではの、つっこみ視点✖️こじらせ視点のハイブリッドで綴られる旅は、当然に面白くて、共感とうなづきの山を築いていく。めちゃ面白い。
しかも、海外旅行に行けないこのご時世、外国に行って感じられる「誰もオマエのこと気にしとらん」な空気感だったりも擬似体験できて、息苦しさの中で海外の風を深呼吸させてもらえたような1冊。
文庫本ver.は、キューバの旅だけでなく、
モンゴルに行った旅、アイスランドに行った旅とコロナ禍の東京での書き下ろしも。
とことん「内省する期間」もいいかも?
居心地のよさに安住して、
どんどん外とのコミュニケーション能力を失ってるな、と特に思うこの1年。
いや、逆に考えると、
と思ってしまったり。
外からどう見えるか、の見栄えに必死で生きてきて。ここ最近ではSNSとかとコミュニケーションもうまくできなくてコンプレックスだったけど。
41という人生の折り返しで、
一度、外のことはあまり気にせずに、とことん自分の内面に向き合う内省期間にしてみるというのも人生においては、あるいは必要なのかもしれないなあ、、、と考えたりする、最近。
世間でどんな漫画が受けるか、よりも
自分が何を描きたいか。
フリーランスとしてどんな需要があるか、よりも
自分は何をしたいのか。
1年間なのか、半年なのか。
内省をつきつめてみる期間。
いろんな人の「内省」を見聞きしたい
アドレナリン反動でどすんと落ちたとき、
ソファで死んだように、ひたすらkindleで何かを読み漁るというのが私の処方箋なのですが。
そんなときに「何か」を求めて、
kindleの日替わり/月替わりセールやunlimitedをのぞいてみたり、昔、外にいるときとかは本屋をのぞいてみたりしたけど。
・成功する人に共通する〇〇はこれだった!
・人と差をつけるSNS攻略!
・YouTubeで稼ぐ!
・疲れない生き方!
・あなたはそのままでいい!
というときに、
タレントさん本だけど、まいっか、、、と手に取り、読んでスッキリできた本でした。
そう読みたかったのは、
誰か他の人の「内省」だったのかもしれないな。同じ時期にこちらもパラリと読みました。さらっと読めて面白かった。
前に読んだ、これも良かったなあ。
文章のうまさと、過剰ではない視線の独特さ。
今はこれを読んだりしてます。
ここでおすすめされてる本と作家さんをリレー的に読んでみるのもいいかもしれないですね。もう少し体力と胃腸の消化力が回復してきたら。