今回の旅は、長野+甲府の旅。
まずは善光寺と蕎麦。
そして松本城、諏訪大社を4社巡り、
最後に有名親子丼の中村農場という歴史と食べ尽くしの旅でした。
美味しかったな〜♡
2021 長野甲府の旅シリーズ
まずは新幹線!いざ長野へ
今回は、お昼から旅ごはんを楽しむため、出発は朝早めのスタートです。
08:45 出発
ただ前日までに送るはずの資料が終わってなく夜中に起きてやってたり、お風呂ではiPadでバナー参考デザインを調べたり、直前までバタバタ、、ドタバタ、、、
まあ恒例といえば恒例の旅の準備、
軽くパニクりながらのパッキングで、ギリギリなんとか出発しました。
10:09→11:36 大宮から新幹線

金沢行きの新幹線が激混み。
さすがに夏休み入って最初の週末。
しかも連休だもんね。そりゃ混むわ。
1つ電車を見送り、次の長野行きに乗ったところ、ガラガラで優雅に座って行けたのでラッキーでした!
11:47お店着「ぼっち」
駅到着後、コインロッカーに荷物預けて戸隠そばのぼっちへ。
コインロッカーは善光寺口の駅レンタカーの近くに。ただこちらも夏休み混雑のためか、けっこう埋まってました。。
全然動かない螺旋の行列待ち

お店にはすでに数人並んでて…と思いきや地下に降りる螺旋階段にかなりの人数がさらに並んでる!
しかもこれがまた、到着したタイミングが悪かったのか行列がびくとも動かない!(ちょうど開店後の2巡目が埋まった直後だったのかしら…)
がっつり1時間後、12:50に席に到着。
さらにお蕎麦の到着まで15分!すごい!
十割蕎麦ぎりぎり間に合う
ちなみに注文は、店内に入って、
席に着く前の待機エリアで先に聞かれます。
戸隠手打ち蕎麦のお店で、有名なのは十割蕎麦らしいのだけど、わが家の順番が来たとき、残りがウチを入れて並で3枚のみ!(ひぇーぎりぎり!)
食べ比べをしたいわが家は、もう片方を二八の大盛りにしました。

よかったねー!ギリギリだった!
海老天が2本入だったので、もう片方は野菜天ぷらに。

長野だしね。やっぱり海の幸もいいけど、野菜!
山の幸を食べときたい!
空腹がもやは限界のところに、ようやく待望の到着!!!

美しいお蕎麦の束たち!
比べてみると全然色が違う!
十割(並1枚)と、二八(大盛り1枚)をふたりでシェアして食べ比べ。
そんなに違うのかなーと思ってたところ・・・

写真の上側の束(二八)は、少し紫色っぽいいわゆるお蕎麦の色だけど、下側の十割はなんだか緑色っぽい!
戸隠の在来種の蕎麦を使ってるんだそう。8割と10割の差がこんなにあるとは…。
この店で蕎麦の食べ方が変わった
もともと濃い味ジャンク好きのおこちゃま舌の私。
お蕎麦も「麺つゆたっぷりis正義!」だと思っていたので、蕎麦猪口のおつゆに、麺をたっぷりと浸からせて食べていたのですが。

なんだこれ!すごい!!
十割は風味が全然違うね!!!
と感動する夫を横目に、、

うーん、、、二八と十割とそこまで違いがわからないなぁ…
と首をかしげていたところ、、、。
よく見ると、夫は、麺をつゆに全部つけてない!!!

箸ですくった蕎麦の、下半分ぐらいだけを麺つゆに浸からせて食べてる!
ほぼ、蕎麦=めんつゆの味、みたいな感想だった私としては衝撃を受けつつ、こっそり真似をしてみたところ・・・・

ほんとだ!!
余韻が全然ちがう!風味がよくて美味しい!!
いやびっくりしました。
いやほんと、最初に食べた一口目に土下座で陳謝したい気分。
そうかーお蕎麦ってこうやって食べるのか…。知らなかった…。
一人ひっそりと大人の階段を登りました。
あと、、、

そば湯、美味しっ!!!!!
そば湯が、ものすごくとろみがあって、優しい味で美味しくてよかった。
食べログのレビューを見てたら、冬が旬なので今回はあきらめたけど鴨そばも美味しそうでした!
ちなみに食べ終わって出たら、
売り切れで終了してました!!
(お蕎麦の食べ始めが13:10、外に出たのが13:32!)

午後のメインは善光寺
お蕎麦を食べ終わり、次の善光寺まで、電車で行くかタクシーで行くか迷う。
電車の本数が少なく、食後にお店を出たタイミングだと次の電車は30分後。
行きはタクシーで時短。
ただ、この日は、
このあと宿までレンタカー移動、
しかも温泉の入れる時間の関係で急いでたので、、

時短優先だね。タクシーに乗ろう!
と、タクシーに乗ったところ、これが大正解!!

ドライバーのおじちゃんが善光寺の解説してくれた!!
しかもめちゃ詳しくて楽しい!
善光寺に続く表参道は昔は電線で景観が悪かったんだけど、今は電柱を埋めたので、
遠目からもすこーんと奥の善光寺を望めるように
なったんですよ。


この手前までは普通の道路なのですが、門を抜けた先は、石畳になっています。
大門前を門前町にするのとかは街全体で協力してて、
例えば、手前のマンションさんとかも協力で1階部分が屋根瓦にしてるんですよ。


あと、そこの銀行も建てたときにあえて石造りにして。


大門を越えた先はぜんぶ石畳にして、両脇に街路樹を植えて。
建物も全部、瓦屋根のが並んでるんですよ〜。

本堂のところまでタクシーで行けるらしいですが、せっかくなのでその門前町スタイルの表参道を堪能すべく大門町のところで降ろしてもらいました。
いろいろ話が聞けてタクシー乗ってよかった〜。

善光寺は仏教が宗派わかれるより前にできたので、宗派の関係ないお寺さんだそうですが。
あとで調べて知ったのですが・・・

なんと、檀家さんがいないシステムなんだとか!!
なので石畳とかも寄進だったり。
なんというか経営的にも全体的に演出上手だし、街全体が協力してる感じとか、なんかオープンスタイルがユニークで面白い。
仁王門を通って本堂に向かう

仁王門は両脇を阿・吽の仁王像が建ってます。あとで見た資料館によると、

仁王門の建立イベントに別の場所で造ってた仁王像は間に合わなかったらしい。
のどかというか、大正時代(明治だったかな?)のお茶目なエピソードも、なんか楽しい。
六地蔵さまとぬれ地蔵。

表参道をてくてく歩いてると、色んな人が写真を撮ってるスポットが。
まあよくわからないけど・・と、通り過ぎながら写真をパチリ・・・。
あとからググったり調べてみたら、

「六地蔵」といって仏教の六道を表現してるらしい。
あと、いちばん右のお地蔵さまが、片足を蓮座からおろしているのは、
地獄に落ちそうな人を救済するためらしい。
というのを知って、写真を見返して拡大してみると確かに!

ディズニーランドの隠れミッキーのごとく仕掛けが面白い。
こういうとき、iPhoneというか最近のスマホ写真ってすごいですね。
高解像度なので、あとから見返して「ホントだーーーーーっ!!!」と楽しむ♪といったことがけっこうあったりします。
ちなみにぬれ地蔵は八百屋のお七を祀ってるとのこと。

というか、、、
それよりも、、、、

暑っづーいいいいいいいーーーーーっ!
長野の暑さがやばい
いやー舐めてました、完全に。
めっっっっっちゃ暑い!
代謝がバツグン過ぎる汗っかきな夫に至っては、まるで、
ひとりだけ滝行しながら歩いてるみたいな汗!!
タオルをリュックの奥底にしまってしまったことを悔やまれる。
というかコンビニで買ったらよかった。。

もはや「滝行」レベルの汗…
山門を抜ける

山門もいろいろ工夫がこらされてるらしい。上にも登れるらしいけど、ま、有料なのでいいかとパス。
(暑くてそれどころじゃない…)
本堂の参拝

本堂は中に入ると、外陣は立っての参拝。
事前に見たお戒壇めぐりというやつは内陣参拝料500円を払うエリア内にある様子。
お戒壇めぐり
あまりに暑かったので、内陣の畳のところで休憩しようと思ったら、係のおじちゃんになぜか急かされて戒壇めぐりを先にと促される。

内陣参拝チケットで「お戒壇めぐり」も行ける。
お戒壇めぐりは階段降りて本尊下の真っ暗な中を右手を壁つたいに手探りで進む。
足元に薄っすらと灯りがあるのに、本当に漆黒で目の前の先がほぼ見えない。
かろうじて見えるものとしては、先に進む夫が持ってる靴を入れた袋(レジ袋みたいなやつ)の白さがぼんやり見える感じ。
右の壁を伝いながら歩いていくと、たまに右折する。あとで考えると上の「内陣」の部分?をぐるっと一周してたのかな。情報をちゃんと調べてなかったので、何が起こるかわからないのがけっこう怖い。
というか自分の足腰バランスが悪すぎて、足元が下り傾斜気味に感じたりして、とにかくめちゃ怖い。(足元はおそらく平らなはずなのだけど…なんだろう不安ゆえ?)
終盤、途中で人がつかえてきて、後ろの男性に何回か、ぶつかられたりしてたので、少し音を立てながら進むようにしたり。あとから調べたら最後に「錠」に触れることで極楽浄土という仕組みらしく、みんなその錠に触ろうと、人の流れが滞ってたんだなと。
ちなみに今はコロナの関係で、降りる人数を制限しながら数人間隔で降りていくスタイルだったけど、それでもつかえてました。
と、そんなこんなで、後ろの人に間隔がわかるよう音を立てて進んだり、ちょっと余計なことに気が散って煩悩?だらけで進んでしまったけど。。お戒壇めぐり自体は、死を疑似体験するという行為なんだそう。最後に出口の光に、確かに安心感。
本尊(の厨子)ご開帳
戻るとさっき急かしてたおじちゃんに案内される。
どうやら14:30の法要にタイミングを合わせてくれたらしい。
法要にあわせて、10分間だけ、緞帳が開く御開帳というのがあるのだとか。

そのときは価値をわかってなかったけど、どうやらこれがすごいやつだったらしい。
善光寺の本尊は、絶対秘仏といわれて公開不可。住職といえども見たことはないものだとか。
なにやら(縁起はいろいろ諸説ありらしいけど)本尊を持ち帰ったのは、なんと推古天皇10年!
本田善光なる人が三国渡来の本尊を持ち帰り日本最古の仏像とされているそう。
7年に1度(公開年を1年と数えるから6年間隔)で、丑年と未年に本尊の代わりの「前立本尊」が収められた逗子が開帳される大勧進というイベントがあるんだけど、参拝すると現世利益と極楽浄土が約束されるとのことで。
江戸時代ジョークでは「近頃はみんなが善光寺のご開帳に参拝するから地獄が暇になってしまって困る」なんて言われていたのだとか

推古天皇10年って!!!!
凄すぎる・・・
そんなこんなのありがたい本尊を納めた逗子(とは後から知ったけど)を、ご開帳でご対面。

逗子(瑠璃壇)に装飾された仏像
係のおじちゃんのカジュアルな軽快トークでそんなにありがたいものとは知らなかったけど「みなさん御開帳で"見る"っていうけど、逆だから。"見てもらう"ってことですからねー」というのを聞いて神妙に見ていただく10分間。
(画力のアレで右方向を見てる風になっちゃったけど左の逗子の仏様を見てる図。あと実際は右側のような御簾とかもある。)
われわれは列の後ろのほうだったし、しかも、御簾の奥のさらに奥にある逗子はかなり遠くて…

なんかお堂?みたいなのしか分からなかった…
と夫は言ってたのですが、
コンタクトばっちりの私は(妄想力もばっちり)仏さまと目が合った心持ちで「見ていただく」を10分間神妙に堪能してました。
手前の龍の緞帳も、その手前の内陣に施された観音様?とかの彫刻もかっこよかったナー。
御簾の奥の昔の天皇とか「よく見えないありがたさ」をなんか疑似体験できた気がしました。
※イラスト描くのにこちらのブログを参考にしました。
忠霊殿(史料館)

内陣参拝料500円であわせて入れる史料館。チベット砂曼荼羅があるというので行ってみることに。
史料館といっても、三重塔の忠霊殿で日露戦争からの戦死者英霊を祀ってるのだとか。
奉納された絵馬とかがいろいろ見られます。
三尊仏に「見てもらう」というシーンを描いた絵馬が多くて、昔の人の信仰の気持ちに思いを馳せてみたり。
百万遍念仏の大きな数珠とかもあったり。
数珠繰りで大きな数珠を大勢でまわしながら念仏を唱えるらしいのですが、それを使った奥州の「五代なんちゃら?氏」の一族がやってる百万遍念仏の絵とかもあって、面白かったです。
いちばん見たかったのがチベット曼荼羅。
由来としては、長野→北京オリンピックの聖火リレーのとき。当時チベット仏教の騒乱犠牲があって、善光寺は同じ仏教徒としてそれ悼んで聖火リレーの出発会場を辞退。さらに出発会の時間に追悼法要をしたとかで。感謝したダライラマが来日。それにあわせて砂曼荼羅を10人のチベット僧で作ったものだとか。
砂曼荼羅は本来は消しちゃうものけど、保存のためにヘアスプレーを使って固めたらしい。そういうNIPPONっぽさもちょっとおもしろい。
そのおかげでケース越しに間近でまじまじと見れて、その美しさに感嘆。
砂曼荼羅を初めて見たので、本物の方(作ったら壊してしまうという)もいつか見たいなと思いました。

善光寺はほんと色々面白いので、このあたりのブログ記事で予習していくのがおすすめです!
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善光寺の資料館で展示されている砂曼荼羅 - あるく あかるく
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善光寺の資料館で展示されている砂曼荼羅 - あるく あかるく
善光寺のあとは、
本日のお宿「さぎり荘」へ。